フォームを作るとき、ストロークする側の脇を開くか、閉じるか、迷ったりするかと思います。
脇の開閉具合によって、明らかに打感や球質が変わるからです。
どちらがいいのでしょうか？
基本的に自分に合った脇の開き具合でいいと思いますが、いかに特徴を挙げます。
１．脇が開いている場合
メリットとして、キュースピードが上がります。またライン（ブリッジ、肘、肩、頭）が一直線に揃う感じになるので、キューがまっすぐ出やすい可能性が出てきます。ところが矛盾するようですが、キューブレが生じやすくなります。なぜなら脇が開いていることによって、肘がぐらぐら動きやすくなるためです。またキュースピードが出すぎて、手玉のコントロールが難しくなる場合があります。
２．脇を閉じている場合
脇を閉じた場合、右ひじは右肩よりも体側側に内側に位置されます。脇を閉じるプレーヤーは男性に多いです。肩幅等の骨格の関係があると思えます。男子プロにおいても脇を閉じるプレーヤーは一定数いるように思えます。
メリットは何でしょうか？まずはキューブレが少ないことにあると思います。脇を締めた方が、脇をあけている方よりも、脇が体側に固定される分、キューの横ブレが少なくなるのは想像つくかと思います。また脇をあけるフォームを取る場合、体をかなりねじり込まないとフォームが取れないのですが、脇を締めると無理なくフォームが取れるので、脇を締めるプレイヤーが多いと思えます。
キューブレが少なく、無理ないフォームを取る分、ショットの安定感が増し、シュート力やポジション力が向上するメリットがあります。
