ラックの組み方

1.ラックシートを使っているのに、ラックが立たない時
結構ありますよね、この状況。ラックシートやラシャが古かったりしたらよくおこりえます。


それでも立つラックを組むコツはあります。


ナインボールでもテンボールでも、全ての球を漫然とラックシートにおいていくのではなく、
まず頭の1番から後ろ5個の計6個で作られる、正三角形のラックを安定させてください。

6個の球をラックシートにおいて、この6個がしっかりとくっつくように頑張ってください。
この6個がくっついたら、9ボールラックなら残り3個を、10ボールラックなら残り4個をラックシートに乗せて、
それぞれがくっつくように頑張ってください。


漫然と適当にラックを組むよりも、はるかにラックが立ちますよ!

2.ポケットインの率を高めるラックの組み方


9ボール

多くの人はサイドテーブルからブレイクすると思います。ラックシートがちゃんと組まれていれば、必ずポケットされる球(即死)が存在ます。
左サイドのレールからブレイクした場合、9番の横にある左サイド側のボール(ウイングボール)が即死します。


しかしですよ、ラックはちゃんと組んでるつもりなのに、即死しない時があります。愕然とします。
試合中などでは、もう損してしまいます。


これをなくすにはどうすればいいでしょうか?


ラックシートの置き方に少し工夫を入れます。

通常ラックシートはその頂点の穴を、ふっとスポットの中心に置き、出来る限り左右対称にラックシートを置こうとします。


ここでちょっと待ってください。ここにコツがあります。


左サイドのレールからブレイクする際の対応ですが、ラックシートの頂点を軸として固定して、1cm弱程度でいいので、時計回りにラックシートを回転させてください。


そうするとどうでしょう?右側のウイングボール(即死予定のボール)の位置が、少しだけ、右下のコーナーポケット寄りになります。

こうすることで、左サイドからブレイクした場合、即死ボールポケット率の向上が期待できます!

10ボール
ラックが正常に組まれていて、センタースポットから、真正面にブレイクで手玉を当てた場合、1ボールの後ろの2個の球が共にサイドポケットに入ります。


強いブレイクではなく、ボーラードを行う時のブレイクよりも少し強く撞いた際に見られることが多いです。

しかし多くの方は、ハードにブレイクされます。球を多く動かすことで、結果的にポケット率を高める為です。


ハードショットをすると、フットにある2個の球がテーブルを一周して戻ってきて、それぞれコーナーにポケットする効果が望めます。
しかし以上のことは、あくまで理想でもあります。実際は1ボールの後ろの2個がサイドに入らない、フットのボールが一周してコーナーに入らないことも多いです。


どうすればいいでしょうか?


1ボールの後ろの2個のボールのポケット率を高める方法があります。


先ずセンタースポットからブレイクをしてみてください。その時の、1ボールの後ろの2個のボールの動きをよく見てください。サイドポケットのどのあたりに外れるでしょうか。

例えば、サイドポケットにわずかに届かないで玉を外した場合は、ラックを組む際、ラックシートのトップの穴を、ふっとスポットよりも少し前(センター方向)に移動させてください。


1cm弱程度でいいです。再度、ブレイクしてみてください。入らなかった1ボールの後ろの2個のボールがサイドポケットに入りやすくなっていると思います。
逆に、サイドポケットから遠い方に外れた場合、ラックシートのトップをフットスポットの中心から少し下げてみてください。

いかがでしょうか?

ラックシートずらしは、やりすぎるとルール上問題になるかと思いますが、一方で、必ず毎回同じように、厳密にラックシートを設置できる人はこの世に一人もいません。


ミリ単位かもしれませんが、毎回だれもが少しずれてラックを組まざるを得ません(だって人間だもん)。


正確にラックを組めないという現実においては、意図したラックずらしも意図しないラックずらしも、ずらすという点において同じです。


まあやりすぎないように。某トッププロもyoutubeで、フットスポットは皆が球を何度も置くので、少しへこんでいるため、わざとラックシートをずらして組むとおっしゃってました。またそのくらい問題ないだろうとも。


どうしてもポケット出来ない時、活用してみてください!

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