キューがまっすぐ出ることは、シュート力アップにとても重要です。
縦ブレも横ブレもしない、直線性の高いストロークを実現するためには何をしたらいいでしょうか?
結論
ブリッジとアゴの2点でキューをしっかり固定した上でストロークすれば、縦ブレも横ブレも起こりません。
これを実践することによる効果として;
1.シュート力がアップします!
2.肩ストロークで悩んでいる方、肘ストロークが当たり前になります!
3.ヘッドアップで悩んでいる方、ヘッドアップが無くなります!
詳細
縦ブレも横ブレもしない直線性の高いストロークって、身に着けたいものですよね?
プロでいうと、飯間プロやフィラーのストロークは極めて直線性が高いです。
飯間プロなど、全く横ブレも縦ブレもしないストロークをしますので、もはや芸術的とも思えてしまいます。
フィラーもそうで、youtubeで見ていると、キューがブレないがあまり、真正面から見るシーンではキューを引いていることが分からない時があるほどです。
直線性の高いブレないストローク。
キューがブレないため、高いシュート力を実現し、手玉コントロールの精度も増します。
実際、世界のトップレベルのプロ達であっても、直線性が高くキューブレが少ないほど、ここぞという場面でのシュート力も高く、結果、勝率が高いように思えます。
憧れてしまいます。
と、同時に嫉妬に近い感情を抱くこともあるのではないでしょうか?
ギフトだ、生まれ持ってのセンスだ、才能に恵まれているのだと。
しょせん、自分には無理だと、、、
大丈夫です。
心配いりません!!
あなたにもできます!、という話です。
さてここでまず、直線とは何かを考えてみましょう。
紙と鉛筆をもって実際描いてみる分かりますが、二点間を結ぶまっすぐな線が直線です。
逆に見ると、直線を描くためには、少なくとも二点が必要ということになります。
ではこの二点をビリヤードに置き換えてみると、何に当たるでしょうか?
ここでは、この二点を、ブリッジとアゴとします。
つまり、ブリッジとアゴの二点をキューで結ぶことで、キューが自身が二点を結ぶ直線となります。
そして、このブリッジとアゴの二点が動かない限り、この二点を結ぶ直線、すなわちキューも、上下左右に動くことは物理的にありえません!
もちろんストロークによって、キューは直線上に沿って前後に動きますが、キューが直線から外れて、縦横にブレることはなくなるという意味です。
このことを守れば、アマチュアでも、縦ブレ横ブレのない直線性の高いストロークが可能です。
より具体的にどうすればいいか見ていきます。
先ず普通にストロークしてみてください。
ブリッジはオープンでもスタンダードでもどちらでも結構です。
この時、当然キューはブリッジを通り、グリップは握られている状態です。
ここでまず、アゴをキューに押し付けてください。
これで、ブリッジとアゴの二点でキューが抑えられたことになります。
ここでコツがあるのですが、キューをこの二点からブレにくくする為に、意識的にキューを固定しに行きます。
ブリッジは意図的にキューを上に押し上げる感じに力を入れ、アゴはキューを下に押し付ける感じに軽く体重を乗せます。
その結果、キューとしては、ブリッジとアゴからの上下の力によって、挟み込まれた状態になります。
これでキューは固定されて上下のみならず、左右にもぶれなくなります。
このキューをブリッジとアゴで挟み込んだ感覚を維持しながらストロークをしてみてください。
いかがでしょうか?
鏡や動画などで見てみると、キューが全くと言っていいほど、縦ブレ横ブレせず、きれいに直線的にストロークされていることが分かると思います。
もう少しコツを言うと、グリップにも意図的に少し力をいれて、キューを意識的に上に持ち上げるようにします。
このことにより、キューは3点で固定されることになり、ブリッジにより上に押し上げられ、アゴによって下に押しこまれ、グリップによって上に押し上げられます。
つまりキューは、上・下・上の力によって挟み込まれてしまうのです。
このため、キューはより一層、上下左右に動くことはできなくなります(一層、縦ブレ、横ブレが無くなる)。
ただこのストロークの難点は、アゴをキューに押し付けると、アゴとキューの間に生じる摩擦によって、スムーズにストロークができなくなることです。
ただ、今のご時世的に、皆さまマスクを着用してプレーしていると思います。
マスクをしていると、アゴとキューとの間の摩擦が大幅に軽減されてるので、スムーズにストロークすることが可能です。
男性の方ならアゴ髭を生やして、摩擦を軽減するのも手かもしれません。
またこのストロークは、キューがしっかり固定されていることで、キューが手玉を撞いたときの衝撃に負けないので、しっかりとした手ごたえのある質のいい球を撞けることを、実感されるでしょう。
そして、キュー先がブレず、まっすぐに撞点に入りますので、もちろん、シュート力がアップします!
更に、意識的にキューをアゴに挟むように持ち上げてる為、ストロークする肘が高く維持されており、肘下を中心と下ストロークが実現されます。
肘下ストロークができないと悩んでいる方には、いい矯正フォームでもあります。
ところで、なんと、このストロークには、もう一つ特典が付いてきます!!
それは、アゴでキューを押さえこみに行くことで、頭部の動きも固定されます。
すなわち、ヘッドアップが無くなります!
是非、ご自身のプレーの動画を取ってみてください。
ヘッドアップを伴わない、驚くほど直線性の高いストロークをされていると思います。
シュート力もアップされてるのではないでしょうか?!
普段、アゴをキューに付けない方にとっては、なじみがないストロークでしょう。また、変に力が入ってギクシャクしたり、慣れるまで多少時間がかかるかもしれません。ただとてもメリットの多いストロークです。
そのうち力みも取れていい感じのストロークになりますので、ぜひ試して、ものにしてみてください!