きれいなフォームは、キュー、右手、右肘、右肩、頭、右足が一直線のラインに乗っていることがよいと言われることがあります。
実際これらすべてが一直前上に乗るのは難しいですし、必ずしもそうとも言えません。右肩がむき出しでも上手なアマチュアプレーヤーはたくさんいます。むしろ右肩が見えているアマチュアプレーヤーは多いように思えます(特に男性)。まあ各人がそれでうまくプレーできるならそれでいいのかもしれません。
ただ、だんだん上手くなってくると、やはりかっこいいフォームに憧れだします。そうすると気になるのが、右肩が頭の後ろに隠せるかどうかです。プロなどの上手いプレーヤーは必ず右肩が頭の後ろに隠れるものだというプロの方もいます。実際はそうでないプレーヤーもいますが、大方のプロプレーヤーは、右肩が頭の後ろに隠れていることが多いようです。
なぜでしょうか?
一般に言われていることは、やはりキュー出しがまっすぐになりやすい為です。逆に右肩が頭から出ていると、キュー出しの最後で、キューが内側に、コジルからだといわれます。
そう、そうならやはり右肩は頭の後ろに隠したい。
鏡を見てみましょう!
かまえてみると、どうしても右肩が隠れない人がいます。特に男性が多いかもしれません。
自分は肩幅が広いから、どうしても右肩が頭の上に隠れないのだと嘆く方がいるかもしれません、、
でも、大丈夫です!! 以下の様にすれば、どんな方でも必ず右肩が頭の後ろに隠れます。
2点に注力してください。
左肩を前に出す:これは気づかない人には盲点となります。右肩を頭に隠したいがために、右肩の位置をこねくり回したり、右ひじをいじったり、ともかく右半身に原因があると思い込んで、四苦八苦します。
そうではないのです。ポイントは左半身にあります。
構えた後、左肩を前に出してみてください。すると、右肩が自然と頭の後ろに隠れます。
なぜなら、左肩と右肩は繋がっていて連動するからです。左肩が前に出ると、右肩は後ろに行きます(結果、頭の後ろに隠れる)。
スヌーカーの選手のように、左肩を左ほほに着けるようにしてみると、より分かりやすくなると思います。
それでもうまくいかない方、心配ないです、次のことも試してみましょう。
体を前後に伸ばす:具体的には腰を後ろにしっかり引くことです。これにより体軸が前後に伸びます。これによって、右肩が頭の後ろに隠れやすくなります。逆に体を前後に伸ばさず、縮めた感じにすると、右肩がモロに出ます。
鏡を使って試してみてください。右肩が隠れなくて困っていた方も、隠れていることがわかると思います!