フォームにおける腰の向き

フォームにおける腰の向きは重要です。

アドレスラインに正対している場合の腰の向きを、文字通り正対としましょう。

正対してストロークをした場合、腰が打球の衝撃をしっかりと受け止めることができるので、しっかりと手玉をとらえることができます。

逆に腰が正対してない場合、極端に言うと、腰が斜め後ろに逃げている場合、フォームが安定しないので、しっかりとした安定感のある球を撞くことはできません。

理想は腰を正対させながら、上半身は斜め45度ぐらいにするフォームがよいでしょう。

しかしながら、アドレスラインに対して腰を正対させるといっても、現実的には、体の構造上、極めて難しいです。体に負担がかかることが実感できます。

なので、意識的になるだけ腰を正対方向に残しながら、しかし実際は右腰を後ろに逃さないように踏ん張って留めるイメージで腰をロックした状態で、下半身のフォームを安定化されるといいと思います。

スヌーカのフォームに近いと思います。このフォームを取ると、結構しっかりと落ち着いた球をつけて、シュート力もありますが、手玉のコントロールがしやすいです(力加減のイメージがつきやすい)。

一方、かといって腰の角度がアドレスラインと正対ではなく、ななめ45度位になっていたら駄目かというとそうでもありません。

球質が変わります。

腰を斜めにすることによって(右わきの開き方とも関係するのですが)、右わきが開くことになり、キュースピードが出ます。

キュースピードのある球を撞きたいときは、このようにした方がいいと思えます。ただしスピードが出る分、制御が難しくなり、手玉のコントロールは少し難しくなると思います。

結局はご自身にしっくりする腰の向きを取られるのがまずはいいかと思いますが、フォームで迷ったり、スランプがあったりする際、腰の向きは重要であることを覚えておいてください。

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