キューは水平にストロークした方がいい理由

キューはできるだけ水平にストロークした方がいいと言われますが、その理由は何でしょうか?

結論

・カーブやトビを抑える

・最適なインパクトを得やすい

詳細

ビリヤードをやっていると、どこかのタイミングで、キューはできるだけ水平にストロークした方がいいと耳にすると思います。

なぜでしょうか?

それは、キューが斜めから手玉に当たると、カーブやトビが大きくなり、シュートや手玉コントロールが難しくなる傾向になる為です。

ただ実際に、キューを水平にストロークすることは、ほぼ不可能です。

なぜなら、テーブルのエッジには、クッションがあるため、テーブル上と高低差ができてしまい、どうしてもキューは斜めになってしまいます。

また一方で、プロプレイヤーでも完全にキューを水平に入れているかというと、そうでもありません。

約1-3度くらい、キューを傾斜させている場面をよく見受けます。

なぜでしょうか?

それは、キューの重さを感じながら、利用して、ストロークしようとすると、物理的にどうしても、キュー自身に高低差をつけなければならないからです。

それは、高い所から低い所に物が落ちるように。また振り子運動で高い位置から低い位置に向けて振り子が運動するように。

尚、キューの重さを感じ、利用しながら撞かないと、腕力に頼ったストロークになりますので、キューに余計な力がかかり、ストロークが歪んだり、必要以上のパワーを手玉に与えたり、キュースピードがでなかったりと、プレー上のデメリットが多いです。

また、意図的にキューを斜めから入れることで、特にドローショットのスピンの乗り具合が増します。

Youtubeなどで、プロの引き玉を見てみてください。強烈に引きたいときほど、キューを意図的に斜めに入れていることが分かると思います。

さて、もう一つ、キューを水平に入れる利点があります。

それは、ショットの正確性が増すことです。

ここでいう、ショットの正確性が増すとはどうゆうことでしょうか。

それは、狙った撞点に、キューが正確に入りやすくなることを指します。

なぜ、このようなことが起こるのでしょうか?

それは、キューを水平にストロークする限り、狙った撞点に向かって同じベクトルでキュー先が撞点に向かい続けることになりますので、狙った撞点をキュー先が正確にとらえる率が上がります。

一方、もし、波打つようなストロークをした場合、キュー先も波打ちますので、かなりいいタイミングがあった時のみでないと、狙った撞点にキューが入りません。

このように正確に撞点をとらえる為にも、ストロークはできる限り水平にした方がいいと言われる理由です。

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