強弱のあるショットを使い分ける時、効果的なストロークはどうすればよいでしょうか?
結論
キュー出しの距離(キューの引き加減や出し加減)で、ストロークを制御しましょう。
詳細
プレーの状況によって、強い球を撞いたり、弱い球を撞いたりしなければならいシチュエーションが多々あると思います。
その時、ストロークをどのように使い分けていますでしょうか?
強い球を撞く時は、キュースピードを上げたり、逆に弱い球を撞く時は、キュースピードを落としたりしてるのではないでしょうか?
キュースピードを上げる方向にストロークすることは、メリットがありますが、キュースピードを落とす方向にストロークする場合、デメリットが多くなることを承知の上、行う必要があります。
デメリットとは何でしょうか?
まずは、キュースピードが落ちることで、手玉の転がるスピードが落ち、その結果、ラシャや的玉との摩擦を大きく受けることになります。いわゆるスローが大きく発生します。
いわゆるちょろ撞きの置き玉もそうです。
スローが大きく発生するほど、手玉のスピンの度合いや厚みを予測し、見越さなければならなくなるので、ポケットや手玉コントロールの難易度が必然的に上がります。
では、キュースピードを落とさず、弱いショットをしたい場合、どうすればよいでしょうか?
その時は、キュー出しの距離で調整してください。
具体的には、レストの長さを短めにし、短めにキューを引いて、 キュースピードを落とさず、 短めにキューを出すことです。
これにより、弱いショットでも、キュースピードを落とすことなく、対応が可能です。
特に手玉と的玉の距離が近い、ショートレンジの球に効果的です。
ナインボールのように、大胆に手玉を動かすことの少ない、14-1のようなゲームで、特に有効なストロークです。
ミドルレンジにも、キュー出しの距離を調整することで対応できますので、お試しあれ!