フィラーのストロークをものにできる!?グリップからの考察

2018年に21歳で9ボール世界選手権で優勝した、ドイツのフィラー。

ハイパフォーマンスでセンス抜群!非常に魅力的なプレイヤーです。

彼のストロークはコンパクトで、キュースピードが速い印象を受けます。

何とかそのストロークを真似できないでしょうか??

結論

グリップに秘密があると思えます。

小指に力を入れたグリップを試してみましょう^^

詳細

フィラーを見ていると長めのテイクバックを取りません。必要最小限のテイクバックから、早いキュースピードで、次々と先玉を沈めていく印象です。

彼のストロークを真似したいと思った時、意識的にキューを短く引くことも可能ですが、ついつい、気を抜くと、長めのテイクバック(いわゆる普通のテイクバック)を取ってしまうことが多いです。

何かうまいコツはないでしょか?

実は、グリップに秘密があると思ってます。

グリップは、ストロークの質にかなりの影響をあたえる重要なポイントです。

グリップについては、本サイトのグリップはどう握る?に記載してますのでご覧ください。

ここで、あらゆるグリップにおいて、テイクバックの際、小指は緩めるか、外すと書きました。

なぜなら、小指に力を入れてグリップすると、キューを引けないからです。 実際に試してみてください。

また小指に力を入れたせいでキューがブレるから、小指は脱力と教えられてきた方も多いかと思います。

しかしながら、ここに逆転の発想があります

意図的に小指に力を入れてグリップすることで、キューを長くテイクバックすることを自動的に抑制できます。

つまりキューを短く引きたい人にとっては、意図的に小指に力を入れて、グリップすればいいのです。

さてここでフィラーのグリップを見てみましょう。動画は、1:11:30から始まります。

出典)Joshua Filler v Niels Feijen | ep.#61 Earl Strickland Presents! | 2021 European Championship 9 Ball; Billiard Network

一般にあるように、テイクバックの際、薬指と小指を開いて、インパクトの際に握り込むグリップとは異なります。

テイクバックの際にも、薬指と小指を握った感じのグリップです。

ここからは推測なのですが、フィラーは、比較的、小指も握っているのではないでしょうか?

小指を握ることで、キューを引けない効果があるので、意図的にその効果を利用しているのでは??と推測しています。

本人に聞いてみないとどうにも分かりませんが^^ あくまで推測です。

さて実際に、小指を握ったままでストロークをしてみると、まあ、やりずらいです。

強く撞こうとしても、キューが引けないので^^

しかしながら、1週間でも長く続けてみると、小指でグリップしていても、だんだん球が撞けるようになってきます。

そして強い球を撞きたいと思うシーンにおいては、短いテイクバックであっても、キュースピードが上がるストロークをするように、体が適応していく感じです。

これはちょうど、本サイトのキュースピードを上げる練習方法に記載してますが、小西さみあプロが、キュースピードを上げる練習で、レストを極端に短くし、短いテイクバックでもキュースピードがでるようにする練習方法を取り入れていることと、一致した面があります。

むしろ、テイクバックを短くすると、キュースピードを上げざるを得ません。

最初は難しいですが、比較的短時間で慣れてきて、意外とできるようになります。

テイクバックが短くかつキュースピードのあるストロークはメリットが多いです。

テイクバックが短いゆえに、キューブレが少ない。

キュースピードが速い為に、スローを見越す必要が軽減され、厚み通りの入れに近いショットが可能などです。

ただこのストロークのデメリットは、慣れないと、力んだストロークになってしまい、力で球を撞いてしまうことかと思えます。特に強いショットや手玉を走らせたいときに、難しい状況になることがあります。ただ例えばその際は、通常のストロークのように、小指を外すことで、大きくテイクバックが取れますので、使い分ければいいかと思います。

さて、タイトルで、「フィラーのストロークをものにできる!?グリップからの考察」としましたが、実際にフィラーが小指に力を入れたグリップをしているかは不明です^^

まあ個人的には、慣れてくるとそれほど意識しないで小指でグリップできていますので、慣れるほど、小指でグリップしてても手のひら全体で柔らかくグリップできるようになってくる感じです。フィラーもそうなのかもしれませんって、フィラーさん、適当なこと言ってすみません (;^_^A

ただ、短いテイクバックでキュースピードを上げるストロークが自然とできる感じなので、興味のある方はぜひ試してみてください!

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