試合をしていると、先玉と手玉のどちらともが、同じクッションにタッチしてしまうことがあります。ネクストがある場合、どうしても手玉をクッションから出して走らせる必要があります。どうすればいいでしょうか?
結論
クッションに向かって撞きましょう。
これにより、先玉をポケット出来、かつ手玉を撞点に従って動かすことが可能です。
詳細
あちゃ~😵!と泣きたくなるシーンの一つが、先玉と手玉のどちらともが同じクッションにタッチしてしまった状況です。下図をご覧ください。こんな感じです。先球は水色で、手球は白色です。

水色の先球がゲームボールならば、全く問題ありません。ポケットするだけです。
しかし、ネクストを取らないといけない場合、手玉をできるだけクッションから離して、走らせたい場合が多いです。
どうすればいいでしょうか?
またもやロバート・バーンのビリヤードスタンダードブック (様々な知識あり、お薦めです) から学んだ知識です。
下記図をご覧ください。

先玉を直接狙うのではなく、先玉の直前のクッションに向かって、手玉を撞きます。
その際、上記の配置では、手玉に右ひねりを入れておきます。
そうすると、いったんクッションに沈み込んだ手玉が、クッションから出てきた際、わずかに先球の左側にヒットしますが、右ひねりが先球のコースをポケットに向かって修正しますので、結果、先玉がポケットされます。
そのうえで、上記のA~Cの撞点を撞き分ければ、上図のようなA~Cのラインで手玉が走ります。
クッションタッチしたままでネクストを狙うよりも、はるかに良いです。
注意点は、先球と手球の距離が離れるほど難球になります。
1ポイント以内の距離の時に有効と考えてください。
尚、1ポイントとは、テーブルのレール上に記された白丸と隣の白丸との距離を指します。
先球と手球が近いほど、ポジショニングの幅は広がります。
知っておいて損はありません!
ぜひ練習してものにしてください^^