手玉の重量が軽くなることなんてあるのでしょうか?
結論
あります。球はワックスで磨くので、やがて研磨され、軽くなっていきます。
特に手玉は的玉よりも軽くなる傾向があるので、手玉と的玉が衝突した際の動きが、正常の重量の時より若干おかしくなります。
そんな時は、球を新調しましょう!
詳細
これは上級者SAクラスやプロレベルの方にとってのみ、認識されることかもしれません。
いつも通り撞いているつもりだが、なんだか手玉や的玉のアクションに違和感を感じる場合がある。
その際の原因の一つに、手玉の痩せ具合があります。
手玉の痩せ具合とは、手玉の重量が目減りしていることを指します。
樹脂製の球の重量が減ることなどあるのでしょうか?
あります。
なぜでしょうか?
それはプレイによって生じた手玉や的玉の汚れを取る為、定期的にワックスで磨きをかけるからです。
ワックスには幾分かの研磨剤がはいってますので、それによって、樹脂製の球であっても、微量ながら削れてしまします。
それが長期的に、多数回にわたると、相応の削りになってしまいます。
そして磨きをかける頻度は、的玉よりも手玉の方が多いです。
その結果、的玉よりも手玉のすり減り具合が高くなり、手玉の重量が的玉の重量よりも軽くなります。
グラム単位で軽くなる場合もあります。
このような状態でプレイした際、重量の異なる手玉と的玉でありますので、作用反作用や運動量保存則に沿って、重量が違う球同士の動き方をしてしまいます。
ようするに、通常の重量の等しい手玉と的玉の動きとは異なった挙動を示すのです。
この動きの違いを、上級者SAクラスやプロは感じ取ってしまうのです。
もし何か違和感を感じることがある際には、手玉と的玉の重量を計ってみてください。
重量差が大きいようでしたら、店の人に言って、球を新調してもらいましょう^^
というのも、正常と違った球の動きを練習で覚えてしまうことは、どのレベルのプレイヤーにとっても良くないことですので。
特に上達途上が著しい初級者から中級者の方にとっては気にするところでしょう。