キューのウエイトの調整

キューを振ったときのバランスは気持ちいいプレイ、いいプレイをするうえで極めて重要です。

しかしながら、たいていの市販キューは、自分に最適化されたウエイトバランスとは限りません。

ウエイトを調整するのは、主にキューのバットのネジを入れ替えることで行います。

但しこれでは限界があります。もっと前バランスにしたいのに、バットエンドのネジ調整では、

ネジをキューの前方方向に重りを移動させることが物理的にできません。

どうすればいいでしょうか?

キューのバットが入り口となるネジ穴は、観察してみると、実は思ったより奥まで空いてます(何か長めの棒を穴に入れてみると意外と奥まで入ることに驚きます)。

この特徴を生かしたキューバランスの調整を行いましょう。

いわゆるねじ頭の付いたネジを使わず、ネジ頭のない大型のイモネジを使いましょう。

それとねじを締める為、深くまで挿入できる尺の長い六角レンチも必要です。

どちらもモノタロウとかで売ってます。

下記にメッズキューに使えるねじとスパナを紹介します。

メッズ用

六角穴付止めねじ UNC くぼみ先 (鉄/黒色酸化皮膜); ネジの呼び:3/8、山数:16、インチ(グラム):1/2(約5g), 1(約10g), 2(約20g)など。

T型 六角棒 スパナ ロングタイプ; 先端形状:六角、適合ねじサイズ(止ねじ):3/8

注意!似たようなネジとスパナがいくらかありますが、サイズ(3/8)を間違うと、ネジ穴に入らなかったり、逆に空回りするので、ご注意ください。またスパナはロングタイプでないと、キューのバットに空いた穴の奥まで入りませんので、これも、ご注意ください。また他社製のキューに合うかはわかりませんので、ご自身でご確認ください。標準的なメッズキューに適応できると思いますが、今後新たに開発されるメッズキューには当てはまらなくなるかもしれませんので、自己責任でお願いします。

これらを使えば、バットの内部まである程度任意に重りを調整することができます。

特に前バランスが好みの人には有効です(前バランスは後ろバランスのキューと比較すると少しキューを引きにくいですが、キュー出しがキューの自重ですっと出ます)。

市販のキューの中には、純正でイモネジ様で、キューバランスを調整できるものもありますので、そのようなキューを購入されるのもいいかもしれません。

その他、Mezz社は色々と革新的でチャレンジングなキュー開発を試みていると思いますが、そのMezzキューの中には、シャフトとバットの間に重りのリングを入れたり、シャフトの根元に重りを挿入できたりするなど、様々な手法でキューの重さとバランスを、プレイヤーの好みで潮汐できるように工夫してます。

あらためて、キューバランスは、自身のプレイパフォーマンスを最大限に引き出すために極めて重要な要素です。

ぜひ色々試してみてください!

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